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おいしいかね。

病院へ入院している母のところへ行ってきました。

母の好きなもみじ饅頭を持って 車椅子で談話室へ行きました。 

もみじ饅頭をおいしそうに食べる母に

「おいしいかね?」と言うと

「おいしいよ。」と言って ニコッとしました。

この「おいしいかね?」という言葉には思い出があるのです。

終戦後 物がない時代に 子供だったまあちゃんに母が言った言葉です。

醤油屋だったので 大きな醤油樽のある蔵に「ちょっと きいさん(ちょっときなさい)」と こっそり母に呼ばれ 「誰にもゆうちゃいけんよ(言ってはいけない)」と言いながら  今まで見た事もなければ 食べたこともない パインナップルの缶詰 を食べさしてくれました。自分は食べないで じっとまあちゃんの顔を見て その時言った言葉が「おいしいかね?」だったのです。「おいしい。」と言うと とてもうれしそうな顔をした顔を今でも覚えています。日頃 分け隔てのない母が隠れてそのようなことをしたのが 不思議でした。たぶん父がどこかで調達して来た物だったのでしょう。当時は親戚の人も疎開していたし 家族も多かったので 私達3人の子供に 一人ずつ隠れて食べさしてくれたのでしょう。まじめなまあちゃんですから 妹にも弟にも聞きませんでしたが たぶん妹も弟も食べさしてもらったことでしょう。

何時もこの 「おいしいかね?」 と 母に聞いたとき 思い出します。

そして 母がうれしそうな顔をいたら すごくまあちゃんもうれしくなり 幸せになります。

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まあちゃんがお腹が痛いと言ったとき 母はこのゲンソショウコを煎じて 飲ましてくれました。

すぐに 治りました。良く効きました。

あの忙しい母が何時取ってきて 干していたのだろうか?

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どてかぼちゃも蔓が枯れ 収穫時になりました。

今日は 友達が見に来てくれました。

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

お母さんは、いつの時代でも、自分の食べるものがなくても、子供には食べさせたいと思っているのでしょうね。それが母性本能なのかもしれません。
祖母が病院へ入院していた時、自分に持ってきてもらった食事を、つきそいをしていた母や伯母に「あんたも食べんさい」と必ず言っていました。母や伯母が食べないと祖母も食べないので、結局いつも弁当持参で付き添いに行っていました。
祖母は、桜餅が大好きでした。もう、口から物は食べられなくなってしまったけど…。

投稿: グッピーちゃん | 2007年9月 2日 (日) 22時02分

ブログを拝見して、母を思い出しました。
私が体調を崩して入院、同時期母も入院してしまい充分に見てやれなかった事が心残りです。
私の回復を見届けて、入院一ヶ月後母は73歳で逝ってしまいました。(涙)
主人が私の分まで見てくれて、感謝しています。
お母さんお大事にしてください。

投稿: | 2007年9月 3日 (月) 11時00分

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