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父の思い出

あれは 何時の台風だったかしら?
幸いにも こちらは災害がなく 雨が降っていました。
他所の方では 台風が上陸し 川は氾濫して 雨 風 大変な様子を放映しているテレビを見ていた認知症が始まっていた父が 突然 あわてて 「大変なことになった」と言い 着替えをはじめました。
昔 地区の消防団長をしていたことが 頭によみがえってのでしょう。

もう それからが大変。 
何を言っても 耳に入りません。
終いには 「大馬鹿たれが・・・」と怒鳴ります。
急いで 支度をして パンツとシャツが入ったディサービスに持って行く鞄を肩にかけ 長靴を履き 「県から迎えがあるから・・」と言って 出かけていきました。

他所に行ったら 大変なので 妹と途方にくれ 家から 笑ってみたり 怒ったりして見張っていました。

迎えの来るはずもない車を 長靴を履き 傘をさし パンツとシャツの入った鞄を肩にかけ 延々と待っているのです。

1時間くらい過ぎたでしょうか  妹の主人が 父のそばに そーと車を止め 車に乗せ ドライブに連れて行ってくれました。あっちこっち 連れて歩き 落ち着いたので買い物が好きな父を スーパーに連れて行き 買い物をして帰ってきました。
帰ってきた父は 何事もなかったような顔をして にこやかに 喜んで 話をしておりました

こんな父ですが 地区の消防団長を長い間したと言う功で 母と一緒に 皇居に勲章をいただきに行ったこともあるのです。

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コメント

まあちゃん
妹さんのご主人様の優しさに胸が熱くなりました。
その手に乗って挙げられる度量の大きさをみましたよー
ステキな方ですね。

投稿: kako | 2007年2月28日 (水) 19時31分

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